展覧会で最初に出迎えてくれたのは、明時代に作られた関羽像。『三国志演義』が伝える関羽の描写が正しいとすれば、ほぼ等身大。精悍(せいかん)な顔立ちで、体全体から力がみなぎるいかにも強そうな男性像だ。16世紀以降、関羽は武神として神格化されていくが、その武神としての表現はこの像にはまだないという。(「関羽像」青銅製/明時代・15~16世紀/新郷市博物館蔵)
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