今週末に駆け込みたい美術展
「クリムト展 ウィーンと日本 1900」
『ユディトI』など「黄金様式」時代の代表作をはじめ、自然主義的な初期の作品や風景画など、日本最多となる25点以上のクリムトの油彩画を展示。ウィーンの分離派会館の壁画を飾っている34m超の絵物語『ベートーヴェン・フリーズ』の原寸大複製にも注目したい。
場所/東京都美術館 東京都台東区上野公園8-36
開催/開催中~7月10日
料金/一般1600円
問い合わせ/03・5777・8600(ハローダイヤル)
※7月23日~10月14日まで豊田市美術館(愛知県豊田市)に巡回
ハプスブルク帝国終焉(しゅうえん)間近の19世紀末、ウィーンでは絵画や建築などで新しい時代を求める動きが起こった。その過程で花開いたウィーン世紀末文化をひもとく展覧会。クリムトやエゴン・シーレの絵画、モダン・デザインの萌芽と言えるビーダーマイヤー時代の銀器など、多彩なジャンルの作品を約400点展示する。
場所/国立新美術館 東京都港区六本木7-22-2
開催/開催中~8月5日
料金/一般1600円
問い合わせ/03・5777・8600(ハローダイヤル)
※8月27日~12月8日まで国立国際美術館(大阪府大阪市北区)に巡回
取材・文/市川礼子