亜希 今年はたくさん本を読みたいと思っています。といっても推理小説の犯人探しにはあまり興味がなくて、自分の心と体にやさしい言葉を本から取り入れたいんです。それは子どもたちに声掛けするときにも生きてきます。佐藤初女さんや樹木希林さんの本が好きで、よく読みますね。

―― また恋愛したいと思いますか。再婚の可能性はありますか。

亜希 もちろん思います!(笑) ただ、若い頃のようなエネルギーを使う恋愛はもう無理。楽しいことを語り合えて、互いに長く話ができる人と一緒にいられたらそれでいいかな。信頼できる人だけそばにいてくれたら、それで十分。昔はもっと欲があったかもしれないけど、いまは身の回りの小さな世界を大事にしたいんです。年齢を重ねて自然とそう思えるようになりました。亡くなった母もシングルマザーだったので、今ここにいたら「私くらいのとき、どう思っていた?」と聞いてみたいですね。

超えられない母の存在。孫に授乳をするのが夢!?

―― 本の中に出てきた「今年、母は天国で16歳」というフレーズがとても素敵でした。お母さん以外で憧れたり、目標にしてきた人はいますか。

亜希 何気なく書いた一行でしたが、「素敵だね」と友達も褒めてくれました。私にとって、母以上の存在はいないんです。神様みたいなものなので(笑)何かあるごとに、母が見守ってくれた、母が導いてくれたと思っています。

「今年はたくさん本を読みたいと思っています。自分の心と体にやさしい言葉を本から取り入れたいんです」
「今年はたくさん本を読みたいと思っています。自分の心と体にやさしい言葉を本から取り入れたいんです」