亜希 日頃から子どもたちによく言い聞かせているのは「毎日同じパターンの繰り返しにならないように」ということ。いつもと違う道を歩いてみるとか、いつも会わない人に会ってみるとか、いつもと違った行動をしてみる大切さを伝えています。そうすると、新しい発見があったり視野が広がりますから。

 それと、二人ともスポーツをしているので、大会の前に「絶対勝つ」と暗示をかけるイメトレは欠かさずやっています。ちょっとした宗教=メンタル教に近いかも(笑)。私自身は運動音痴ですが、なぜか「今日はいける!」と暗示にかけるのは得意なんですよね。

これからは「大人」として向き合っていく

―― 子離れというか、手離れの感覚はありますか。

亜希 ずいぶん手離れしてラクになった分、責任は感じています。これからは大人として向き合い、大切なことを伝えていきたいと思っています。息子たちはすごく多感で、いろんなことを吸収していく時期なので、守るだけではなく、自分たちで判断できるようにしていかなければいけませんから。