その日の状況と感覚を信じて動く。無理はしない

―― 例えば、人との付き合いも変わってきましたか。

亜希 子どもももう高校生と中学生になり、自分たちだけで動けるようになった今は、自然と子ども関係の付き合いなどは減ってきました。例えばお誘いをいただいた場合でも、「今日は家で息子たちにごはんをつくって食べさせたい」と思えば参加を見送ることもあるし、「今日は思い切って出かけてみよう」と思えば出かけます。その日の状況と感覚を信じて動く。40代後半、47歳くらいからそんなふうに、素直に自分と向き合うことができるようになって、いろいろなことがうまく回り出した感じがしています。

―― 女友達に関してはどうですか。ライフステージが変わると付き合い方も変わるとよくいわれますが。

亜希 大事なことはお互いに干渉しないこと。生活ののぞき見をするようなことはせず、求められない限りは口も出しません。幼い頃から手をつないで一緒にトイレに行く、といった感覚はありませんでした。いつもベタベタ一緒にいるんじゃなく、離れていてもつながっているとドーンと構えられるくらいがちょうどいい。

「47歳くらいからそんなふうに、素直に自分と向き合うことができるようになって、いろいろなことがうまく回り出した感じがしています」
「47歳くらいからそんなふうに、素直に自分と向き合うことができるようになって、いろいろなことがうまく回り出した感じがしています」