働き方や生き方を、住む場所や働く場所を変える、そんなライフシフトをいつかやってみたい――ひそかにそう思っているARIA世代はたくさんいるはず。「特別なキャリアや強みがない私にもライフシフトはできるのでしょうか」。数々のライフシフターを取材してきた河野純子さんが、ライフシフトの第一歩の踏み出し方を実例をもとに解説します。

今回登場するライフシフター
■及川敬子さん(ライフシフト年齢48歳/3人家族)
これからは会社のためより社会のために。新聞社を退職し、小規模保育園を開園

答えは自分の中にしかない

 「自分が主人公」の人生へとライフシフトするために最も重要なこと、それは「自分の価値軸」に気づくことです。これからの自分の人生はどうありたいのか、どんなことを大切にして生きていきたいのか。それがはっきりしなければ、ライフシフト物語は前に進んではいきません。逆にひとたび「自分の価値軸」が定まれば、人はがぜんたくましくなり、人生が動きだしていくのです。

「わたしの人生はこうありたい」――輪郭がはっきりしたら、強くたくましく歩みを進められるようになる

 「自分の価値軸」は人それぞれです。多くの人は、答えを求めて自問自答し、先が見えずとも何かをやってみる。そうしたプロセスの中で気づきを積み重ね、「自分の価値軸」の輪郭をはっきりさせていきます。

 答えは自分の中にしかありません。ただ、たくさんのライフシフト物語を取材していくと、「自分の価値軸」を形作る3つの視点と代表的な18の価値軸が浮かび上がってきました。私たちは、これをライフシフトの法則3「自分の価値軸に気づく」と名付けています。

18の価値軸から自分らしさを探していく