人生100年時代という言葉を聞いて、ワクワクする半面、不安を感じる人も少なくないはず。ライフシフトは「強みがない私には無縁」「特別なキャリアの人だけのもの」――いいえ、違うんです! 実際にライフシフトした人たちのリアルな事例を紹介しながら、40代から新しい人生を歩むために必要なスキルやポイントを、ライフシフト・ジャパン執行役員の河野純子さんが解説します。

人生100年時代と聞いて不安を感じる人が半数以上

 「人生100年時代」という言葉を聞いて、あなたはどんな印象を持ちますか?

 私たちライフシフト・ジャパンの調査では、「ワクワク派」(44.5%)よりも、「どんより派」(55.5%)のほうが多いという結果でした。特に40代~50代は60%以上が「どんよりする」と回答。人生の後半戦が気になってきたARIA世代にとっては、不安のほうが大きいようです。

「どんよりする」と答えた人は、40~50代が一番多い

 確かに「人生100年時代」は、これまでのライフデザインが通用しない時代。かつては定年まで働いて、あとは年金で悠々自適という人生設計が可能でしたが、これからの時代は仮に定年延長で65歳や70歳まで働いたとしても、「老後」が30年以上も続くことになります。なんと長い! いったい何をしてどのように暮らしていったらいいのか。そんな簡単に前向きな気持ちになれないのも分かります。

 本来、長生きできることはうれしいことのはず。せっかくですから100年ライフをワクワク楽しく生きたいものですよね。でもどうやって? その答えを探ることが、この連載のテーマです。