時給800円のマクドナルドから介護の世界へ

 ローンの足しになれば、と軽い気持ちで始めたマクドナルドのパート。子どもが小さいうちは無理のない範囲で、と週3回程度の勤務だったが、いざ働き始めてみたら面白くなり、夢中で働くうちにみるみる昇進。3年目には店長代理を任されるようになった。

 「義父母が子育てを手伝ってくれたこともあり、マネジャーとして週に5日、朝3時に起き、5時に出勤して開店準備をしていました。人件費を考えながらシフトを調整したり、売り上げがアップするよう店内の隅々まで目を光らせてスタッフ、お客さんの様子を把握したり。神経を使う仕事でしたが、やりがいもあり楽しかったです。ただ、当時の時給は800円。この先続けても、給料はあまり上がりそうになく、そのうち学生バイトから煙たがられるようになるのかも……などと思っていた頃、『介護関係の資格を取っておくといいみたいよ』と知人から聞き、今後のために取っておこうか、と軽い気持ちでホームヘルパー2級(当時)の資格を取ったのです

パートを辞め、介護の世界に飛び込んだのは32歳のときだった
パートを辞め、介護の世界に飛び込んだのは32歳のときだった

 介護の仕事にはそれほど興味がなかった山田さんだが、資格取得のために研修に行った施設で、「この仕事、案外好きかも?」と感じた。なにより、パートよりも時給が高く、長く働き続けられるのではないかと思えた。そこで、3年間続けたマクドナルドを辞め、32歳のとき、介護施設で働き始めた。