自身のキャリアの専門性を高めるために大学や大学院に通う「学び直し」。ARIA世代にとって旬なトレンドワードだが、新たな分野を一から学ぶ「学び始め」をするのはレアだろう。それが弁護士資格の取得を目指しているとなれば相当レアで、前例がないほど。モデル出身のトータルビジュアルプロデューサーのMANAMIさん(40歳)は今、難関の大学入試も突破し、中央大学法学部に通う3年生だ。しかし、「学び始めは中3レベルの学力だった」という彼女、いったい何者だ?

(上)「高卒のモデル」だった40歳が弁護士になろうと決めた←今回はココ
(下)美容界から弁護士を「最短ルート46歳」で狙うワケ

 MANAMIさんが、弁護士になると決め、法律を学び始めたのは一昨年の春、38歳のときだった。同世代の大卒の知人や友人から、「今から勉強してもモノにならなくない?」などと反対される中、中央大学法学部の通信教育課程に通い始めた。そして昨年末、40歳で学部課程への転籍試験に挑み、募集人員もわずかの狭き門を突破。今年の4月から、3年生として週6日通学している。

 転籍試験合格は、そもそも募集人員も若干名という難関。合格したことをツイートすると、いろいろな大学の法学部生をはじめ、憲法学者や弁護士などからも多くの「いいね」がついて、法曹界で話題となった。通学し出すと、「難しい転籍試験を、仕事をしながらパスした『優秀な人』」という目で見られた。そのことに、本人は今、「超困っている」という。「わたし、日本一分かっていない法学部生なんですよ」

40歳で狭き門、転籍試験を突破したMANAMIさん。一足先に学部入学の自己推薦入試にも合格した。その報告をSNSですると、一気に話題に

「ヤバい、どうしよう、全然分からない!」

 「通信教育課程に合格し、初めて法律の教科書を開いたとき、3行読んでサッと閉じました。ヤバイ、どうしよう、思ってたのと違うぞって(笑)。そのぐらいチンプンカンプンで、すぐ本屋さんに行って、ライトノベルになった六法解説書や高校生でもわかる法学入門書などを買いました」