40歳、ライフシフトを機に人生の断捨離
「リハビリ期間は使えるエネルギーが限られているので、自分の中で優先順位を明確にすることを意識しました。仕事のやり方やワークショップの内容だけでなく、人付き合いを含めた生活全般を見直し。ワクワクすることだけに絞り込んでみたんです。40年も生きていると自分のこだわりが強くなっていたり、いろいろなものを背負い込んでいたり。本当に必要なのか突き詰めてシンプルにしていく。ある意味『人生の断捨離』でした」
約6年かけて治療やヨガを続け、体の不調は改善。また、不調からくる焦りや不安感も抜けて気持ちも明るくなった。「43歳の頃、体が元気になると仕事で目指す方向もクリアになっていきました。今は、会社を辞めて8年、スパイスコーディネーターの仕事の規模はまだ小さいですが、これからチャレンジしてみたいことばかりです。健康でいることを第一に、自分らしい働き方・生き方を模索し、挑戦し続けたいと思っています」
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取材・文/谷口絵美 写真/鈴木愛子