東京のとあるビンテージマンションで暮らす夫婦たち。時々バトル!?なDINKSカップルに、2度目の“新婚”夫婦。子どもが巣立った後の“ママ”と“パパ”、そして定年後を考え始めるオトナ世代。――ちょっと笑える、ちょっとなごむ。そんな夫婦たちの小さなドラマ、いよいよ【最終回】です。です。主人公の一人は、もしかしたらあなたかも?

 303号室 浜田家のプロフィール
妻、マリ45歳、夫、優太42歳の二人暮らし。友人の紹介で出会い、9年前に結婚。マリは在宅で働くフリーのグラフィックデザイナー。優太は中堅の輸入代理店勤務、輸入食品部のチームリーダー。職場では基本受け身だが、得意の英語で話すときだけオープンマインドなキャラに。新型コロナ禍のため、優太も自宅でリモートワークすることが増えている。

 403号室 織田家のプロフィール
妻、紀子47歳、夫、三成50歳。学生時代からの付き合いで、結婚して20年。娘のミカは地方の大学に進学。料理教室の講師である紀子にとってキッチンは自分のお城。一方、パイロットの夫は片づけが趣味で、家の断捨離、DIY、冷蔵庫のパトロールやマンションの防災隊長など、リーダーシップを発揮してこなす。三成は熱すぎてKYなのが玉にきず……。

 503号室 松下家のプロフィール
妻、朝子46歳、夫、幸次郎53歳。出会いはゴルフスクール。バツイチ同士で再婚し2年目。化粧品メーカーで働く朝子は、コロナ禍以降も出社が多い。中堅の物流会社で働く幸次郎はほぼ在宅勤務。幸次郎は朝子にいちずで、わんこのようについてきたがるが、家事には一切関心なし。出社が減ってから朝子への愛と依存は一層深まり、ペット化も加速中。

【第12話】迎えた新年、それぞれの願いは…(最終回)