子どもの個性に応じてプランニングする

 それを実感したのは、今春、長女が第1志望の大学へ合格したことからだそう。「彼女は小学校から高校まで、すごく自由な学校に通っていたのですが、高校で別の学校に進むことも検討したんです。結局出なかったのですが、学校見学をしたり、自分で色々と調べたりしていましたね」

 「将来の夢についても、働くのはあなたなんだし、ゴールはちゃんと決めておきなさいということはよく話していました。目指すゴールを聞いて、それならこういう準備をした方がいい、大学はここがいいんじゃない?というアドバイスはもちろんします。長く生きている分、知識はあるから。でも、最終的に決めるのは彼女自身。その上で彼女は適した塾を自分で探してきて、ちょっと難しいかなと思っていた第1志望の大学に受かったんです。本当にすごいなと思いましたね」

 大草さんのブログにもよく登場する末っ子の次女は、「ものすごくやんちゃで、ちょっと隣人愛に欠ける子(笑)。けれど、自己主張が上手だし、表現力もあるから。彼女に合う学校はこういう校風かなと考えたりしますね」

 「サッカーをやっている長男は、現在アメリカ留学中です。小学5年生の時に『中学からアメリカに行きたい』と自分から言ってきました。学費の問題もあってとりあえずは1年間の予定ですが、高校でまた行くかどうかは相談しようと話しています」

 「彼はダブルアイデンティティーでアメリカ国籍を持っている。それなら語学をやって日本語、英語、スペイン語(夫の母語)ができれば、サッカー選手になってもスポーツマネジメントに関わる上でもとても有利だから、アメリカは是非行ったほうがいいと思うと伝えました。英語で苦労しているみたいだけど、私には弱音を言ってこないで頑張っていますよ」

長男は、現在アメリカ留学中。一時帰国したいと言ってきた時、大草さんは「1年間の約束だから、帰国はないよね」と許可しなかったという(大草さんのインスタグラムより)
長男は、現在アメリカ留学中。一時帰国したいと言ってきた時、大草さんは「1年間の約束だから、帰国はないよね」と許可しなかったという(大草さんのインスタグラムより)