肩書きはいくつあってもいい
ただ、思いついたら突き進む情熱派かと思いきや、実は「行き当たりばったりに見えて、すごく計画的で逆算型」と自己分析する大草さん。「その場その場で考えて重ねていくよりも、あらかじめ決めたゴールから逆算していくのが好き。そういう意味では根っからの編集者体質で、アーティストタイプではないんです」
「20代のファーストステージと30代のセカンドステージは、自分の好きなことや小さい頃からの夢をかなえて、自分自身を確立していった時期。そして今サードステージに入りかけて、また違った景色が見えてきたんです」
「今の時代って、肩書きはいくつあってもいいから。もちろんファッションはベースにあるけど、新たな自分の使命についても考えていますね」
取材・文/宇野安紀子 1ページ目写真/小野さやか