「投資をしてみたいとは思うけれど…40歳から始めても本当に大丈夫?」と不安な声もよく聞かれます。前回に続き、世界の資本市場を中立的な観点から調査し、投資情報を提供しているイボットソン・アソシエイツ・ジャパンCIOの小松原宰明さんにお話を聞きます。

 以前の記事では、投資信託の積み立てをする際には、まずは「インデックスファンド」の定期積立が有効で、長期間投資していくことの重要性をお伝えしました。

 投資信託には、いろいろな種類があります。国内株式、外国株式、国内債券、外国債券、さらにそれらがミックスされたものなどなど…。さて、投資のプロなら、今後どれがもうかるかズバリ当てられるものでしょうか。「実はプロでも当てるのは至難のワザです」と小松原さんは言います。

 「2004年から2018年で、どの資産が多くのリターンを出したかまとめたのが次ページの表です。1位から5位を見ると、どんどん入れ替わっていることがわかりますよね。例えば外国債券なら、1位のときもあれば、5位のときもあってバラバラです」

「今後どれが儲かるかを当てるのは、実はプロでも至難のワザです」
「今後どれが儲かるかを当てるのは、実はプロでも至難のワザです」