小笠原に行くには? 名物はなに?

おがさわら丸が入港、出港する父島の二見港。中央にはおがさわら丸も写っている
おがさわら丸が入港、出港する父島の二見港。中央にはおがさわら丸も写っている
楽園情報局
アクセス/東京港竹芝客船ターミナル(竹芝桟橋)から小笠原の父島まで「おがさわら丸」(小笠原海運が運航)で約24時間。2等和室2万4000円~、1等室5万250円~(いずれも税込み)など

真面目にユートピア/小笠原諸島は父島、母島など大小およそ30の島々からなり、沖ノ鳥島は日本の最南端、南鳥島は最東端に位置している。1593年に信州深志(松本)城主の曽孫、小笠原貞頼が発見したと伝わる。観光で主となる島は父島で、東京の南約1000キロの位置にあり、広さは約24キロ平方メートル(千代田区の約2倍)。亜熱帯に属し、気温の変化が少ないため年間を通して過ごしやすい。大陸と一度も陸続きになっていないことから、島では独自の進化を遂げた動植物に出合うことができる。
 ウミガメ料理は島を代表する郷土料理の一つ。地元のスーパーでは、ウミガメの肉や卵も売っている。

取材・文/市川礼子 写真/三好和義