真の目的はパンチラではなかった?

 でですね、気がついたというか、思ったんです。男児にとってスカートめくりによるパンチラは真の目的ではなく、実は女の子の嫌がる姿を見ることこそが目的だったんじゃないかって。そうだとするとスカートめくりもれっきとした痴漢行為! 刑法41条で「十四歳に満たない者の行為は、罰しない」と制定されていますが、実際に成人男性がスカートめくりをしたら、強制わいせつ罪に問われる可能性があるんです。

 また未成年の場合でも、家庭裁判所から保護処分を下される可能性だってなきにしもあらず。公園のベンチに座ったまま、なぜそんなゆがんだ遊びが子どもたちの間ではやったのか、その謎は深まるばかりで、さらには「今もスカートめくりは園庭で横行しているのか?」という疑問が湧いてきたので、手元のスマホで調べてみたところ、驚きの説を発見。そもそも、日本人男性がパンチラに性的興奮を覚えるようになったのは、戦後になってからとな!?

 浴衣や着物を着る際にパンツ形の下着を身に着けるようになったのは実はそう昔の話ではなくて、戦前、和装した多くの日本人女性の下半身はスッポンポンが常でした。スカートめくりならぬ「着物めくり」をすれば、そこには露わな下半身がデフォルトでしたので、戦後に女性が下着を身に付けるようになると、男性は女性のパンツが見えたところで「チッ」と舌打ちをして悔しがったというのです。下着の着用が普及するとともに洋服が主流になり、そしてようやく男性は風に舞うスカートからのぞくパンチラに性的興奮を見いだしたのでした。

クリス-ウェブ 佳子さんの浴衣姿。「KAPUKIの浴衣。下着はもちろんつけている」
「KAPUKIの浴衣。下着はもちろん着けている」