真なる“外専”の女とは?

 では一体“外専”とはなんぞやと。年齢的に結婚への焦りがピークに達したのか、遂に“外専”卒業宣言をした友人こそが真なる“外専”の女だと私は思うのです。ある日、これまで散々「日本の男は~」云々の文句を垂れてきたその友人が言いました。

 「あの人たちのレディーファーストが私だけに向けられた特別なものじゃないってことに気がついたの」と。続けて彼女は「だから日本人でも良いかなぁって最近は思うのよ」と。そんな彼女を私はいまだ立派な“外専”だと思うのです。

 赤身が多く脂質の少ないヘルシーなオージービーフ。きめの細かいサシとまろやかな舌触りの松阪牛。それぞれ一度味わえば、好みが明確に分かれてしまう女もいるわけで。だから、ある時を境に“外専”になってしまった女は腐ったそれで腹痛でも起こさない限り“外専”からは脱せないのです。

 さて、甚だしい勘違いを払拭できた(つもりである)ところで、次なるは離婚予備軍な方々のための一筆。離婚は結婚よりも大変です。そんなことは周知の事実だとお思いでしょうが、予想以上に大変です。精神的、経済的、及び肉体的にも負担の大きいイベントです。