“SEX”の3文字が表紙の左上に位置するワケ

 さらに『COSMOPOLITAN』のカバーヒストリーをひも解いていくと、面白い事実が見えてきます。ほとんどの表紙に“SEX”の3文字が仕込まれているのです。それも必ずと言っていいほど左端上に。というのも横書きの英文は左から右に読むので、必然的に読者の目は左から右に移動するわけで、左端上に踊る“SEX”の文字を読者は真っ先に目にするという仕組みなのです。この手法は数多くの映画やドラマなどのタイトルにも使われていて、『Sex, Lies, and Videotape』や『Sex and the Single Girl』、そして『SEX and the CITY』など、タイトルを“SEX”で始めることで強烈なインパクトを与えているのです。

セックスとかマスタベーションについて話すのは、もう恥ずかしいことじゃない年齢、時代。(写真:性文化の資料館を併設する愛媛県宇和島市にある多賀神社の石碑を訪れてみた)

“愛のあるセックス”に夢見過ぎるこじらせ乙女

 “SEX” ― 興味こそあるものの、学校で教わるのは子どもを産むためのセックスで、女性の多くは“愛のあるセックス”の存在を知らぬまま初体験を迎えます。反対に“愛のあるセックス”に夢見過ぎる少数派は、生涯にわたってこじらせ乙女な高齢処女という結果に。男性に至っては、部室や教室の隅で交わされる架空の自慢話やネットで仕入れる薄汚れた情報を元に、「女はこうすれば感じる」や「こんなプレイに悶える」なんて歪んだ妄想を膨らませ、そして童貞喪失に先走りがち……と察します。