今年40歳になるクリス-ウェブ 佳子さん。モデルやラジオの仕事をしながら海外を飛び回る日常や、二人の娘たちのことを綴るInstagram(@tokyodame)は、11万8000人がフォローしている。素敵なライフスタイルで羨望を集める彼女が、包み隠さずここだけで語るARIA世代の本音とは?

 2018年12月31日23時過ぎ。外気温6度。止む気配のない雨に打たれながら12時間ずっと立ちっぱなし。持ち込みを許されない傘の代わりに薄っぺらいレインコートを羽織り、寒さに震えながらも満面の笑みで待ち続ける人々。大晦日のカウントダウンイベント「ボールドロップ」を見ようと、例年通り、数十万人の市民と観光客が42丁目のタイムズスクエアに集結していました。

 ネオンと歓喜に満ち溢れるタイムズスクエアを除いて、マンハッタン中の街角がしばしの静けさに包まれていた2018年最後の夜。ティーンエイジャーの娘二人と私はマンハッタンのミッドタウンにある老舗のブティックホテルで暖をとり、テレビに映るタイムズスクエアの群衆を眺めながら、1年間の労をねぎらい合いながら、新年の行く末に想いを馳せながら、時の過ぎゆくまま幸せに過ごしていました。その昔、4年半を過ごした大好きなニューヨークで迎える久しぶりの年越し。結婚後、夫なしで迎える初めての年越し。私たち夫婦は今、別居中なのです。

「取り越し苦労も持ち越し苦労もさようなら! こんにちは、2019年!」(マンハッタンの老舗のブティックホテルで)
「取り越し苦労も持ち越し苦労もさようなら! こんにちは、2019年!」(マンハッタンの老舗のブティックホテルで)