顔ヨガでいい表情グセを「形状記憶」させる

 顔ヨガをやったあとはシワが薄くなっても、また同じ表情ジワができてしまうのでは? と思う方もいるでしょう。確かに表情ジワができることは避けられませんが、以前と同じくらい気になるものができないようにすることは可能です。というか、このシリーズで顔ヨガを続けてくれている方は、すでに正しい表情筋の使い方ができて、「いい表情グセ」がついていると思います。

「顔ヨガを続けてくれている方は、『いい表情グセ』がついていると思います」
「顔ヨガを続けてくれている方は、『いい表情グセ』がついていると思います」

 例えば、笑うときは口角をしっかり上げて、上の歯が8本見える状態になるのが理想的です。下の歯が見えてしまったら、口角の上がり方が足りません。目を大きく開くときは、眉を上げる力を使わずに、目の奥に力を入れて開くのが正しい表情筋の使い方です。

 もし、憧れる女優さんなどがいたら、その人のイメージを頭の片隅に置いておくことをお勧めします。顔の造作は違っていても、表情の作り方は近づけることができるのです。

 6回にわたってご紹介してきた顔ヨガ、今回が最終回になります。どれかお気に入りのものはあったでしょうか?

 顔ヨガは、誰でも効果を実感しやすいことが魅力です。どの回の動画も1分程度なので、仕事の合間やプレゼンの前など、タイミングを選ばずにできると思います。いい表情をご自分の顔に「形状記憶」させるために、今後も顔ヨガをぜひ続けてくださいね。

取材・文/茅島奈緒深 動画・写真/長沼 良 ヘア&メイク/木下 優(ロッセット)