目を開くための筋肉は、目の奥にあって意識しにくい

 目力アップのために大切なのは、普段はその存在すら意識しない、目の奥の筋肉です。目の開閉には、主に2種類の筋肉を使っており、閉じるときは目の周りを覆う筋肉で、開けるときは目の奥の筋肉。目の奥の筋肉は、年齢とともに筋力が落ちやすいため、だんだんと目を開けにくくなり、まぶたが重くなったり、目が小さくなったりしてしまいます。さらに、それでも目を開こうとすると、人によってはおでこや眉の力を借りてしまうため、おでこに横ジワが刻まれることになるのです。

 この「おでこロック」を行うとおでこのシワ予防になるのはもちろん、目の周りの血流が良くなるので、1日中パソコン作業が多い職種の方には、ショボショボになった疲れ目の回復にも役立ちます。目力がアップするので、サボっている部下ににらみを利かせたり、言うことを聞かない子どもを叱ったりするときにも効果的。大切なデートの前にすれば、目が大きくなって相手へのアピール度が倍増すること請け合いです。

 次回は、プレゼン前に行うと滑舌がよくなる顔ヨガ「おいしい顔」を紹介します。

取材・文/茅島奈緒深 動画・写真/長沼 良 ヘア&メイク/木下 優(ロッセット)