階段を上がるのがしんどくなった、ちょっと走っただけで息切れするなど、体力の衰えを痛感しませんか? そんな人こそ、お尻を鍛えて効率よく体力アップしましょう」とパーソナルトレーナーの岡部友さんは話します。3カ月間、徐々にレベルアップしてきた動画レッスンも、今回がいよいよ最終回です。まずはこの「ほぐす編」をして、次に「鍛える編」を行ってください。

トレーニングを続けると、体力も気力も衰えずにむしろアップする

 日経ARIA読者の皆さん、こんにちは。パーソナルトレーナーの岡部友です。

 ARIA世代の中には、仕事でも、日常生活でも、体力が落ちてきたと実感している人もいるでしょう。一般的に、体力というと持久力を指しますが、トレーニングをしていると、体力がついていくことを確実に実感するでしょう。むしろ、トレーニングを始めれば、何歳からでも体力の衰えた分をリカバリーすることができます

 私のジムには、67歳から通い始めて現在70歳の女性がいらっしゃいます。通い始めた当初はかなりキツそうで、一番軽いバーベルさえも持ち上げられないほどでしたが、徐々にバーベルの重さと回数を増やすことができ、今では20代や30代の女性と並んでどんなメニューも軽々とこなしています。

 もちろんボディ―ラインも引き締まって、見事な美尻に! お顔もどんどん若返っていく印象で、いつも、興味があることやこれから挑戦したいことについて話してくれます。

 彼女を見ていると、体が若々しくなると、心まで若々しく前向きになるのだ、と確信し、こんなふうにありたいなと思います。そのためには体力づくりが不可欠で、効率的なのがお尻の筋肉を鍛えることです。

 お尻の大殿筋(だいでんきん)は、体の中で一番大きな筋肉です。体の中でつくり出されるエネルギーは筋肉の大きさに比例しますから、お尻の大きな筋肉を鍛えることはエネルギーがつくれる体への近道となり、効率よく体力アップを図れるというわけです。

「トレーニングで体が若々しくなると、心まで若々しくなります」(パーソナルトレーナーの岡部友さん)

お尻がサボっていると中殿筋がカチカチになる

 今回、お尻の筋肉を鍛える前に行うストレッチでは、お尻の上のほうの横側にある中殿筋(ちゅうでんきん)をほぐしていきます

 用意するのは、テニスボールをひとつ。なければ、フェイスタオルを固く2回結んで、テニスボール大の結び目を作ったもので代用してもOKです。

硬くなった筋肉をほぐすために、テニスボールをひとつ用意。なければ、フェイススタオルを固く2回結んだもので代用する