「ほぐす編」(動画は約2分)で腸腰筋(ちょうようきん)を伸ばしたら、「鍛える編」ではいよいよ、お尻を鍛えて腰痛を改善します。長時間座りっ放しだったり、運動不足だったりで、腰痛で悩んでいる人は必見! 「眠った状態のお尻」を「使えるお尻」に変えて、腰にかかっている過剰な負担を減らすと、腰痛が軽減します。太もものの引き締めや、ひざの痛みの解消にも効果的ですよ。
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岡部 友 腰痛は「眠っているお尻」が原因/ほぐす編

お尻を突き出すポーズが腰痛の軽減に役立つ

 いよいよ、「ワイドスクワット」というメソッドで、お尻の筋肉を鍛えていきましょう。おなじみの通常のスクワットと見た目は似ていますが、動き方が異なる点に注意してください。足を広めに開いて、お尻を落とすところまでは同じ。

 ですが、上がる時には、お尻をぐっと後ろに突き出します。こうすることで、太ももの力に頼らずに、お尻の筋肉をしっかり使って動くことができるのです。この動きが身に付けば、スクワットはいい運動だと聞くけれど太ももの前側が太くなりそうで……という心配も不要です。

 慣れない動きなので、最初はコツをつかみにくいかもしれません。それこそが、まさにお尻が眠っていた証拠。苦手な動きこそ、トレーニングする価値がありますよ!

「スクワットでお尻をしっかり鍛えるためには、上がる時にお尻をぐっと後ろに突き出します」(パーソナルトレーナーの岡部友さん)

 人間の体には、普段あまり使われていない筋肉があると、筋肉量を普段使う最低限の量にまで落としてしまう仕組みがあります。本来、体にとって最も重要なミッションは生命の維持なので、エネルギーを多く消費する筋肉は最小限に留めようとするのは理にかなっているのです。その結果、使われないお尻は筋肉量が落ち、ますますお尻が力を発揮できず周囲の筋肉がオーバーワークになる……という悪循環にはまってしまいます。

 「眠ったお尻」になっている自覚のある人は、少しでも早い段階でお尻の筋肉量を取り戻すために、鍛えるメソッドに動画と一緒に取り組みましょう。約2分間、ずっとお尻を意識して動きますよ!

足を広めに開くワイドスクワット。「正しく行えば、太ももは太くなりません」(所要時間 2分3秒)

 どうでしたか? ちゃんとお尻を突き出しながら上がれましたか?