たまたま自分の横顔が写った画像を見て、あごの下のぷよぷよしたぜい肉にドキッとしたことはありませんか? 実は40代、50代になると、太っている人に限らず、誰もが二重あごになりやすくなるのだそうです。今回は、二重あごを解消するセルフケアを、アンチエイジングデザイナー村木宏衣さんの実演動画で紹介します。

舌をしっかり使って発音していますか?

 二重あごになるのは太ったからだと思いますよね。でも、実はやせている人も要注意。「二重あごの原因の一つは脂肪がつくことですが、 実はあごの下にある筋肉が加齢で衰えると、老廃物がたまってむくみ、それがさらに二重あごを目立たせてしまうのです」と村木さん。

 あごの下には、舌を動かす筋肉がついています。この筋肉を日々使っていないと筋力が衰えて、舌を動かす筋肉の周囲にあるリンパの流れが悪くなり、老廃物が流れづらくなるのです。これが二重あごの原因に。

二重あごが気になる人は、
あごの下にある筋肉群にアプローチ

あご下には舌に付着する「舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)」という小さな筋肉の集まりがあり、これが加齢で衰えると二重あごの大きな原因に。特に日本語の発音は舌を使うことが少ないため、周辺の「オトガイリンパ節」とともに筋肉を押さえて動かし、老廃物を流してたるみを引き上げよう。

 あご下の筋肉を鍛えるには、舌をしっかり動かすことが必要です。その方法として村木さんが考案したのが、カギ型にした人さし指であご下を押さえつけた状態で、舌を大きく動かしてある音を発音するというもの。その音は、日本語ではあまり使われない音なのですが、何だか分かりますか?