さまざまな成功例を世の中に送り出したい

塚田 つねにアドレナリンを大放出しながら走り続けている感覚はありますが、苦労と感じたことはありません。起業家さんを応援するのは、「働き方にはいろいろな選択肢がある」ということを世の中に広めたい気持ちがあるからなんです。企業に勤めるだけでなく、自分で事業をすることもできる。苦労しながら事業を立ち上げていく方に伴走することで、さまざまな成功例を世の中に送り出していきたい。目指すのは、一人ひとりが自分の個性や強みを発揮して活躍できる社会をつくることです。

 今は昔の同僚などに声をかけて手伝ってもらっていますが、今後はもっと組織化していきたい。できれば同世代で力を発揮する場がない人や、もっと若い高校生や大学生にもビジネスの現場に関わる場をつくっていきたいですね。まだまだやりたいことたくさんあります。

取材・文/竹下順子(日経xwoman ARIA) 写真/洞澤佐智子