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ARIA世代、起業日和

息子の白血病でキャリアを断念 そこから開けた新たな道

(上)コンサル→高級ブランド→ベンチャー 会社員を辞めた先に「自分で働く場をつくる」決断


仕事のない人生は想像できなかった

市原 新卒で就職したときは、いつか海外の経営大学院に行きたいという思いがあり、自分にとって勉強になる仕事がいいと思ってコンサルティング会社に入りました。女性でも若いときから仕事を任せてもらえる可能性が高いと思って選んだんです。いろいろな業界のことやスキルを学びたいと考えていました。

 新人でも意見を聞いてもらえ、任せてもらえる半面、期待に満たないと厳しくフィードバックされる会社でもありました。ステレオタイプにはめるようで気が引けますが、私は長女でA型なのですごく真面目で。言われたことを真面目に一生懸命やるタイプでしたので、学生時代はあまり叱責される経験がなかった。だから会社に入って、社会って厳しいなと実感しましたね。でも、当時から仕事のない人生は想像できなくて、自分はずっと働いているだろうなと思っていました。

―― コンサルティング会社から転職したのはどういう理由でしたか?

市原 「コンサルあるある」かもしれませんが、クライアントに提案はできても、実際に実行されたかどうかは分からない。次第に、最後まで事業に責任を持ちたいという思いが芽生えていきました。当時、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)を手掛けていたのですが、学生時代の友人と情報交換している中で、ルイ・ヴィトンでCRM担当を探していると聞き、転職を決めました。

―― スキルを身に付けながらキャリアを重ねてきたんですね。長男の闘病生活が一段落した後は、どのように仕事に復帰していきましたか?

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