中長期的な視点を与え、成長を促すメンターという存在

 特別講演として、世界52カ国にオフィスを持つ総合コンサルティング企業アクセンチュアのお2人が登壇。インクルージョン&ダイバーシティをリードする堀江章子さんと、『日経doors』にも登場し話題になった凄腕メンターの黒木慶比古さんが対談しました。

 今回の対談テーマは、「メンターのつくり方 成長へのヒント」。メンターとは、自分よりも経験豊富な人で、キャリアなど総合的な相談ができる相手のこと。まずは、メンターの重要性について、「毎日の業務に埋没していると、ふとこの先に何があるんだろうと不安になることがあります。そんな時に、中長期的な視点を与えてくれ、成長を促してくれるのがメンターです」と、堀江さん。

アクセンチュア 執行役員 金融サービス本部 証券グループ アジア太平洋・アフリカ・中東・トルコ地区統括 兼 インクルージョン&ダイバーシティ日本統括 堀江章子さん
アクセンチュア 執行役員 金融サービス本部 証券グループ アジア太平洋・アフリカ・中東・トルコ地区統括 兼 インクルージョン&ダイバーシティ日本統括 堀江章子さん

 また、仕事で難しい判断を迫られた時、人は孤独に陥るとネガティブな判断をしがち。「客観的に自分を知ってくれるメンターは、大きな支えになります。そういう相手がいると、ステップアップしやすいというデータも」という。

アクセンチュア 公共サービス・医療健康本部 マネジング・ディレクター 黒木慶比古さん
アクセンチュア 公共サービス・医療健康本部 マネジング・ディレクター 黒木慶比古さん

 社内にも社外にもメンティー(相談者)を持つ黒木さんは、その関係のつくり方について「まずはメンティーに自分が相談できる相手であると認識してもらうために、いきなりキャリアについて話すのではなく、カフェなどで気楽に趣味嗜好などを聞くことから始めています。その後は、定期的な会話を保ち、基礎的な信頼関係を築くことが大切です」と、コメント。さらに、メンターとの付き合い方については、「キャリア形成を支援してもらうためには、目標の進展具合を積極的に報告することも必要です」と、アドバイスしてくれました。

 最後に「思い返してみると、周りに相談できそうな人が1人か2人はいるはず」「メンターとして人の成長に貢献できるのはうれしいものなので、相談することを躊躇しないで。アクションを起こさなければ関係は始まらない」と、2人は会場に語り掛け、対談の幕を閉じました。