2019年5月、東京ミッドタウンで行われた「WOMAN EXPO TOKYO 2019」。ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士の井戸美枝さんが「おんなの年金~これで老後資金の不安なし!」と題して講演を行いました。2019年は5年に1度の財政検証の年。年金制度の将来の見通しも、ある程度立つ予定です。やみくもに不安を抱く前に、まずはしっかりと公的年金に関する情報をアップデートしておきましょう。

(上)もらえる年金は「2割減」 話題のマクロ経済スライド ←今回はココ
(下)老後に困らない3つの工夫 目標は80歳で800万円!

「お金を支配する」人生を送りたい!

 人生100年時代といわれています。その100年の人生を4つのブロックに分けてみました。25歳までが「育ちの期間」、25~50歳が「人生フル回転の期間」、50~75歳が「黄金の期間」、75歳~「おまけの期間」です。

 私はARIA読者の皆さんより年齢を重ねているのですが、私たちの時代は「人生50年プラスアルファ」だった、とりあえず50歳まで頑張ればあとは何とかなる、という時代でした。それが今や、人生100年モデルとなっています。

※井戸さんの資料を基に編集部で作成
※井戸さんの資料を基に編集部で作成

 75歳以上のところでは「知恵と工夫で楽しい時間」と書きました。自分に合った無理のないお金のため方で「お金に支配されない」「逆に支配する」ということを考えていただければと思います。

 今後は、働いている人口が減って、高齢者が増えていきます。これ自体は悪いことではありません。ただ人生100年となると、一人ひとりの人生のなかで「働かない時間」が長くなります。社会全体で見ると、「働く時間の総量」と「働かない時間の総量」とのバランスが崩れていく、そのことが大きな問題になってきているのです。

「お金に支配されるのではなく、支配する」にはどうしたらよいか、を考えていきましょう
「お金に支配されるのではなく、支配する」にはどうしたらよいか、を考えていきましょう