夢や目標を目指す方法は人それぞれ
私が自分の人生を真剣に考えた第一歩は、アナウンサー試験でした。各大学の「ミス○○」という人たちばかりがアナウンサー試験を受けていて。通常であれば、自分もミスにならなくては!と思うんでしょうかね。私は、そのレベルの高さに早々とそのアプローチは諦めました(笑)。
でもどうしてもアナウンサーになりたい! そこで、必ず試験にある1分間のフリートークで自分らしさを表現していこうと思い、1年間ずっとネタ帳を作っていました。何を見ても1分間で話しができるように。今でいうすべらない話ですね。おそらく、そんなにフリートークを準備してくる人っていなかったんじゃないかと思います。なので、大学4年生の入社試験では、フリートーク試験がストレスではなかったですし、やはりそこで自分の良さがうまく表現できて、合格できたのではないかと思います。
夢や目標を目指す方法って人それぞれでいいんですよ。むしろ、自分だけの戦略を考えることが楽しいですし、みんなと同じ土俵で戦うより、自分のブルーオーシャンを見つけたほうが目標に近づくのではないでしょうか。失敗したら他の作戦を考える。その繰り返し。一回そうやって山を登りきると、それが自信になって、また次の山が出てきても、自分の頭で考えて行動できるようになるのではないでしょうか。
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取材・文/橘川有子 写真/稲垣純也
弁護士/松尾綜合法律事務所所属