プラトン、ニーチェ、ショーペンハウアーetc.名前を聞いただけで、頭痛が起きそうな大物哲学者たち。でも、哲学は今や働く女性の必須教養です。古今東西の哲学者が人生をかけて導き出した哲学を応用すれば、思考のショートカットになり、生きやすくなること間違いなし! では、ARIA世代の悩みを大物哲学者に相談するとどうなる? 山口大学准教授の小川仁志さんが、歴史上の哲学者になりきってズバリ回答。「哲学的思考」も学べる連載第1回は、プラトンに夫婦の悩みをぶつけます。
大学時代はサークル仲間が羨むような仲の良いカップルだったとしても、あるいは職場での大恋愛で結ばれた二人だったとしても、夫婦として月日を重ねるうちに関係が冷えてしまう……。この問題に答えを導き出してくれるのがプラトンです。
古代ギリシャの哲学者。永遠の理想としての「イデア」という概念を掲げた。ソクラテスの弟子で、後に学園・アカデメイアを創設。教え子にはアリストテレスがいる他、学園は900年続き、西洋哲学に大きな影響を与えた。主著に『ソクラテスの弁明』『饗宴』など