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元専業主婦の「働き直し録!」

48歳からの働き直し 初めて夫の扶養から外れた喜び

(上)子ども3人を育ててからの再出発。専業主婦時代の掲示板運営の経験が再就職に役立った


「50代女性社員の本社異動は前例がない」

 そんな神谷さんの元にまたも蜘蛛の糸が下りてきた。「社員旅行の夕食会で隣り合わせた社長に職歴を話す機会があり、WEBマーケティングに携わってきたことを伝えると、『ECサイトの仕事に関わってみてはどうか』と返答が。さまざまな経緯を経て、関西にある部署でECサイトの運営に携わることになりました。

 顧客を購入に結びつける動線作りや商品選びなど、「カスタマーサポート以外のすべて」を担ってECサイトを完成させ、集客増のための仕掛けを次々実施。ECサイトを軌道に乗せた神谷さんは、WEBマーケティング部門がある東京本社への異動を希望し、上司に相談した。だが返ってきたのは「50代の女性社員の本社異動は前例がない」との回答だった。

 「私にはもうキャリアアップは難しいのかと暗い気持ちになりました。もちろん自分がもっと能力を発揮できれば問題なかったのでしょうが。当時はそういった気持ちの余裕がありませんでした。サイト運営などの内勤は基本給のみで、営業時代に比べると給料が激減。お金がすべてではありませんし、給与体系については理解をしていましたが、何のために頑張っているのか分からなくなりました」

 当時、神谷さんは社内の人間関係のあつれき、重い更年期症状、往復2時間の通勤地獄に耐えながら、週5日、午前9時~午後6時まで働いていた。「ここで将来の展望もなく働き続けるのは限界。自分らしく働くためにはシフトチェンジが必要と感じ、フリーランスとして独立したいと考えるようになりました」

※後編では、上京した神谷さんがどのようにフリーランスの仕事を見つけているか、そして東京での暮らしについて語ります。

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56歳で単身上京&フリーに 自分軸で生きる時間に感謝

取材・文/籏智優子 写真/洞澤佐智子

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