「ARIA世代ど真ん中」である河崎環さんが、40~50代の女性を取り巻く事情や実態に斬り込んでいく本コラム。本日のテーマは、「オトナのノースリーブ」だ。仕事ができるARIA世代の女性は、ジャケットの下にノースリーブを着ている(ことが多い)。真冬でも。その理由について、同世代だからこその鋭い視点で考察する。

冬でもノースリーブを着る美女たち

 「河崎さん! 大企業を飛び出し、起業している女性たちのSNSを見ていたら、冬なのに4人中3人がノースリーブ着てたんですよ!」と編集女史が興奮気味にメールを送ってきたのは、日本全体が最低気温をマークする、2月の終わりのことである。

 いつも通りジャージの上にユ●クロのウルトラライトダウンを家の中で着込み、床暖房に加えてエアコン暖房までつけ、ひっつめ髪で背中を丸めてパソコンに向かっていた私は、別の惑星の話を聞くような気持ちでそのメールを読んだ。編集女史はこう進める。

 「以前、できる美女と仕事をすることの多いフリーランスの男性が『できる女性は皆、ノースリーブだ』とSNSで書いているのを見て、なるほど!と唸りました。涼しいからという理由で気軽に着るアイテムじゃないんですね。オトナの女性のノースリはやっぱり特別なんです!」

あなたの周りにはノースリーブを着るARIAな美女はいませんか (C)PIXTA
あなたの周りにはノースリーブを着るARIAな美女はいませんか (C)PIXTA