篠田真貴子さんは、2児の母だ。「40代は子育て期にシフトするために転職し、働き方も変えた」という篠田さんだが、強い家族のチームをつくるために工夫したことは? 今、大きくなった高校生の息子と小6の娘と交わしている「仕事のような会話」についても聞いてみた!

―― 2児の母でもある篠田さんが、どのようにキャリアと子育てを両立してきたのかも気になります。ノバルティス ファーマで働いていた頃は、お子さんもまだ小さく手のかかる時期と重なったのではないでしょうか?

篠田真貴子さん(以下、敬称略) 保育園にはずいぶん助けていただきました。夜8時まで預かってもらえて夕食も済ませてくれる園を選んで、それはそれはありがたかったですね。2人目が産まれた時の保活では、「長男と同じ園に入れなければ、やっていけません。どうかお願いします!」と本気で祈りましたね。

やっぱり、夫婦だけでは回らなかった

 夫婦2人だけではとても手が回らないので、シッターさんに週2回来てもらって、お迎えからお願いしていました。近くに住んでいた妹もちょうど同時期に子育て中だったので、お互いに手を貸し合えたのはよかったと思います。夫婦だけで子育てを抱えるのはムリムリ! 私は最初から人様の手を借りようと決めていました。

「夫婦二人だけでどうにかしようとしても、やっぱり回りませんよね」
「夫婦二人だけでどうにかしようとしても、やっぱり回りませんよね」

―― お子さんが小学校に上がると、また違った難しさは出てきませんでしたか?