篠田 いろんな可能性を広げたいのであまり決めていないのですが、「やったことある」とか「できそうだな」と思う領域は多分選ばない気がします。

「自分にとっての新しい分野に挑戦したいですね」

 ただ一つ、指針とも言えるのが、30代の頃、投資家の梅田望夫さんの著書で出合った言葉、「迷ったら見晴らしがいい場所を選びなさい」。見晴らしがいい場所——つまり、既に誰かが作り上げた完成物があまりないような、これからどうなるか分からないような場所。そのほうが未来を自分の手でつくれるのだから面白いぞと。

50代でやっと「アウトプットが上回る」

―― 40代以降は「守り」に入りたくなる人も少なくない中で、篠田さんは「攻め」の姿勢で、しかも、面白がっていますよね。キャリアを中長期に捉えたときに、50代をどう位置付けているのでしょうか?