ARIA世代に実施したアンケートによると、健康で気になることとして4割以上の人が「更年期症状」を挙げていました(編集部調べ※)。更年期というと、なんとなくネガティブなイメージを抱く人も少なくありません。更年期ってそんなに大変なものなのでしょうか。自身もARIA世代であり、同世代の管理職ARIAの悩みを常に聞いてきた「イーク表参道」副院長で産婦人科医の高尾美穂さんに、聞きました。

―― 更年期は誰にでもやって来るものなのでしょうか。

高尾美穂さん(以下、敬称略) 「更年期」はね、誰にでもやって来ますよ。

「更年期がない人はいませんから」(高尾美穂さん)

更年期症状が出る人は、実は全体の57%

 でも、発汗やほてり、手足の冷え、イライラ、肩凝り、腰痛といった更年期症状が出る人は、実は全体の57%(※)。約半分の人は生理周期がばらついて、やがてなくなるという生理の変化だけで終わります。だから、更年期に対して過剰に身構える必要はありません。
(※)Porter,et al.BmJ Obstet Gyn 1996

更年期の始まりは生理の変化で分かる

 だからといって、自分のからだの変化に無頓着でいいというわけではないですよ。前回の記事で、「生理の異常に無頓着な管理職ARIAは意外と多い」とお伝えしましたが、更年期の始まりは、生理の変化で分かるんです。

 生理周期が短くなったり、逆にすごく長くなったり、経血量のムラなどから始まり、そのうち、生理周期が乱れても目立った不具合を感じなくなる。そうなれば、うまくカラダが更年期に順応したということになります。そのプロセスを知るだけでも安心しませんか。