不倫で傷つくのは自分自身のことも多い

 不倫は民法の「貞操の義務」を侵すものですから、下手をすると訴訟沙汰になったりします。私は個人的には不倫は勧めてはいません。誰かが必ず傷つくことになるからです。その「傷つく人」は往々にして自分だったりするのです。そういう患者さんも、診てきました。

 最近では、「性感マッサージ」など、女性向けの性的サービスも充実してきているようです。性欲を本当に性欲と割り切るのであれば、そういうものを利用するのも手でしょう。あるいは、ネット上などで、同じように性欲を持て余している女性たちとつながってみるのもよいと思います。

 最もすっきりするのは、夫に、「これから子どもも自立するのだから、私たち、また恋人みたいに戻らない?」と明るく提案してみることかもしれません。「大人げない」「おまえに性欲なんてあるのか」というようなネガティブな反応が返ってきてから商業的サービスを利用しても遅くはないかもしれませんね。子どもの立場に立ってみれば、両親がいつまでもセックスしているのはちょっと恥ずかしく気持ち悪いけれども、それぞれの親が商業的サービスを利用している、というよりは救われるような気がします。

今回の処方箋 夫に明るく提案してみて、ネガティブな反応が返ってきたら、別の方法を考える。

文/水島広子 イラスト/霜田あゆ美