家事代行サービスのパイオニアであるベアーズ・取締役副社長の高橋ゆきさん。妻として、母として、活躍する女性経営者の一人として、山あり谷ありの道のりを歩んできたゆきさんだからこそ語れる、“幸せのレシピ”を全6回でお送りするこのコーナー。第4回は、ゆきさん自身が人生や仕事で最も大事にしている「心の指針」について、明かしてくれました。

どんな思いや感情も超える、最高峰にあるのが「愛」

 3年前に専務取締役から副社長になり、私なりの“働き方改革”を実践してきましたが、その際に「CVO」と「CLO」という新たな肩書きも名乗ることにしたんです。

 「CVO」とは、Chief Visionary Officer(チーフ・ビジョナリー・オフィサー)のこと。ベアーズが目指すビジョンやあるべき姿を心に刻み、どんな状況になっても、「チームのビジョンはこうだよね!」と情熱を持って示していくリーダーのことです。

 そして、もう一つの「CLO」とは、Chief Love Officer(チーフ・ラブ・オフィサー)のこと。これは私自身が生み出したオリジナルの肩書きなんですが、まさに読んで字のごとく、“愛ある組織をつくるリーダー”のことなんです。

 「愛」と言っても、人それぞれ思い描くイメージは異なりますし、一言で言い表せるものでもないのですが、私にとっては、相手への信頼だったり、尊敬や尊重だったり。感じることが愛の一種とも言えるかもしれません。高橋ゆき流の愛を感じる状態を整理するならば、それは、“つかまれるような”とか、“温かくなるような”とか、“涙が自然とこみ上げるような”状態で、ときめき、切なさ、悲しさ、苦しさを全部ひっくるめて、愛。愛は、決して優しい、美しいだけでなく、厳しい、激しいものであると思っています。

「どんな思いや感情も超える、最高峰にあるのが『愛』だと思っているんです」

 そんな大きな役目を担う「CLO」を名乗る以上、まず私自身が皆に愛を注ぐ人でありたいなって。

 ベアーズで働くすべての社員やスタッフが、「働いて幸せに生きる」とは何?ということを自問自答してほしいです。そして、生き生きと夢ややりがいを持って働けるように。仕事だけでなく、一人の人間としても磨かれ、成長し、人生そのものも豊かになっていけるように。まずは私から全力を尽くしていく。その「愛する心」が会社全体に伝わっていけば、その先のお客様へと広がっていくはずですから。

 この肩書き、はやらせたいと思っているんですが(笑)、ARIA世代の皆さんも、よかったら「CLO」になって、チームや組織に共に愛を広げていきませんか?