ボロボロだった30代初め。生き方を本気で変えた

 ただ、ここに至るまでは、私自身いろんなことがありました。一番つらかったのは、32、33歳の頃です。5歳の息子と3歳の娘を抱えながら、夫のベアーズ創業をサポート。私はその間、一家の家計を支えるために会社勤めもしていたので、毎日がむしゃらに走り過ぎて、パニック障害になってしまいました。ついには倒れて入院する事態に……。

 当時、同じマンションに住んでいた先輩がうちに来た時に、こう言ったんです。

 「あなた、そんなにボロボロに生きてたらダメよ。30代をどう生きるかで40代が決まるし、40代をどう生きるかで50代が決まるの。今、頑張り過ぎて40代がボロボロになっちゃったらどうしようもないでしょ? あなたのことを応援してるんだから、ちゃんと生きて」って。

 まるで捨てぜりふのようにそう言って帰っていったんですけど、その言葉でハッと目覚めて、「もっと自分自身を本気で大事にしよう」と思ったんです。

 それからは10年単位で人生を考えるようになって、「40歳の時にはこうなっていよう。50歳の時にはこういう自分になっていよう」と未来の姿をありありと描くようになりました。そして、そのためには「この10年をこう過ごしていこう!」って逆算するようになったんですね。

 もうすぐ50歳を迎えますが、10年前に描いた理想にだいぶ近い自分になってきているなと感じます。

「カッコいい生き方」を目指そうとしないで!

 「やっと自分の人生と目が合った!」と感じている人は、きっと私だけではないはず。皆さんの中にも、そういう方っていっぱいいると思います。私ね、ARIA世代の皆さんが覚悟と情熱を持って世の中に何を発信するかで、これからの時代は変わると本気で思っているんです。

 たくさん学んで経験してきた人、意識が高い人、志が高い人はいっぱいいます。でも、その志を行動に移せるかがとっても大事ですよね。若かりし頃は世間体を気にしたり、恥ずかしさがあったり、いい意味で謙虚さがあったからなかなか行動に移せなかったかもしれない。

 だけどARIAな女性たちは、今まで内に秘めていた志をDOしたくなる時だし、DOしていい時なんです! 学校のクラスにいた少しおとなしめだったあの子も、きっと今ごろDOしたくてうずうずしているはず!