家事代行サービスのベアーズ副社長として活躍する高橋ゆきさん。経営者としてベアーズを業界のリーディングカンパニーに育て上げたパワフルな一面がある一方、その飾らないチャーミングな人柄で、家族や多くのスタッフたちからも愛されています。ただ、決して順風満帆な時だけではなかった。山あり谷ありの道のりをひたむきに歩んできたゆきさんだからこそ語れる、人生の味わいと愛する家族、仕事への思い。そして日常の新しい幕を開けるARIA世代に贈るエールをお届けします。

更年期ならぬ「幸年期」。その意味とは?

 皆さん、はじめまして。ベアーズの高橋ゆきです。「日経ARIA」が創刊されるということで、一読者としてとてもワクワクしていると同時に、記念すべき船出の日に連載をスタートさせてもらえることを心から感謝しています。

 連載のタイトルにさせてもらった「幸年期を生きよう」。これは「心身がゆらぎがちな『更年期』を明るく過ごしましょう!」という意味の「幸年期」ではありません(笑)。

 私が考える「幸年期」とは、「本当の幸せの価値が分かる年代」のこと。朝起きて、おいしいごはんが食べられて、若い頃よりはさすがに体力は落ちたけれど、健康に動ける体がある。周りを見渡せば家族や仲間の元気な姿がある。そして社会や人から求められる仕事、自分が望んでやってきた仕事が目の前にある。そんなささやかな日常が、幸せだなぁとしみじみ感じられる年代――。それが、私が考える「幸年期」です。

「ささやかな日常が、幸せだなぁとしみじみ感じられる年代――。それが、私が考える『幸年期』です」

 これまで仕事や育児やプライベートにまい進してきた40~50代だからこそ、本当の幸せの価値が分かる。きっとARIAな皆さんなら、この感覚、分かっていただけるんじゃないでしょうか。

 この連載では、私自身の人生経験や今の正直な思いをさらけ出しながら、共に幸年期を生きるARIA世代の皆さんへ「応援歌」となるようなメッセージを紡いでいけたらと思っています。