世の中に漂う情報をうのみにするのではなく「これはどこの誰が言っていること?」「この意見に賛成するのはどういう人たち?」「立証できる根拠はどこにあるの?」と確かめるプロセスに好奇心を燃やすことが、自分自身の心の健康にもつながるし、社会全体の健康への貢献にもなると私は思っています。

 そして、発信だけでなく“吸収”して、自分の世界を広げていく好奇心が大切ですね。分かったつもりにならないで、すてきなものに触れたら素直に感動して、どんどん受け入れていく。例えば、この部屋の壁に飾られたこの素晴らしい絵は、maisという30代の女性アーティストの作品なの。彼女は音からインスピレーションを得て作品を描く才能の持ち主なんです。そんな新しいものに出合えると、ワクワクしますよね?

アーティストmaisが湯川さんをイメージして描いたという壁画の前で
アーティストmaisが湯川さんをイメージして描いたという壁画の前で

取材・文/宮本恵理子 写真/鈴木愛子 取材協力/オトナリASUKARAビル