iPhoneでの情報収集にWebブラウザーの「Safari」は欠かせない。また、情報の管理には「メモ」アプリが便利だ。iOS 13で活用する方法を紹介しよう。

 iPhoneの最新OS「iOS 13」は、新たな機能が追加されただけではなく、従来の機能にも変更が加わっているものがある。今回は、iOS 13で変更されたおなじみの機能、および標準アプリの中でも特に利用者の多いWebブラウザーの「Safari」「メモ」に追加された便利な機能を紹介しよう。

メモが見つけやすくなる新機能

 標準のメモアプリは、以前からテキストだけではなく、さまざまな形式のファイルを添付できるようになっており、情報を集約する場所や取りあえず保存しておく場所として活用できる。ただし、扱う情報が増えるにつれて、メモやファイルの管理が難しくなるのも事実。普段から整理しておくことが重要だが、iOS 13で追加されたメモ内の情報を見つけやすくする機能も使ってみよう。

 まずはメモの一覧をサムネイルで表示する方法。画面で一覧できるメモの数が、リスト表示よりも若干増え、画像を貼り付けたメモは特に見つけやすくなる。逆にテキストだけのメモは区別しにくくなるので、意識的に画像を貼り付けるようにしてもよいだろう。

メモを探しやすいサムネイル表示
メモを探しやすいサムネイル表示
「メモ」のリスト表示で画面を下にスワイプすると「田」のようなアイコンが現れる。タップしてオンにするとサムネイル表示になる

 次に便利なのは強化された検索機能だ。検索機能を使うには、メモの一覧画面を下にスワイプして上部に検索用のフィールドを表示しよう。フィールドをタップするとキーワードを入力できるようになるとともに、「候補」と表示されたリストでメモの形式を選択して絞り込めるようになった。さらにメモの添付ファイルも検索対象となっており、自動認識した画像やPDFファイル内のテキストもヒットするといった、かなり高度な検索機能に進化している。

メモの添付ファイルも検索できる
メモの添付ファイルも検索できる
メモの検索では形式を指定して絞り込めるようになり、添付ファイルも検索の対象になった。画像も自動認識されて検索結果に現れる

 メモアプリは「書類をスキャン」機能を使って文書をメモ内に取り込むことができるが、OCR機能がないためテキストが含まれていても画像としてしか認識されない点は残念なところだ。