iPhoneの最新モデル、および最新システムの「iOS 13」では、写真の撮影や編集機能が強化された。これまで以上に楽しくなった写真機能を紹介する。

 年々進化し続けるスマートフォンのカメラ性能。スマートフォンを選ぶ上でも重要なポイントといえるだろう。今回はiPhoneの標準アプリから「カメラ」「写真」の最新機能を紹介する。

複数カメラがスマホのトレンドに

 最新のハイエンド向けスマートフォンには、画質や使い勝手を向上させるために、背面に2つ以上のカメラを搭載した「デュアルカメラ」「トリプルカメラ」などのモデルが増えてきた。既に4つのカメラを搭載するモデルも登場している。

 iPhoneでは、2016年の「iPhone 7 Plus」に初めてデュアルカメラが搭載され、2019年の最新モデルは「iPhone 11」がデュアルカメラ、「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」がトリプルカメラを搭載して登場した。

 2019年モデルの特徴は、複数カメラのうちの1つに「超広角」カメラ(35mm判換算で13mm相当)を搭載した点だ。これによって、これまでのモデルにも搭載されてきた「広角」(35mm判換算で26mm相当)よりさらに広い範囲を捉えることができるようになった。

複数のカメラで多彩な写真を撮影できる
複数のカメラで多彩な写真を撮影できる
2019年の最新iPhoneは全てのモデルが複数のカメラを搭載して登場した。この画像はトリプルカメラを搭載した「iPhone 11 Pro」

 広大な風景を撮影する際はもちろんのこと、狭い場所で後ろに下がれずに入りきらなかった被写体を撮影する際にも活躍する。レンズの効果で独特なゆがみが生まれる点も面白い。

広角と超広角でこんなに撮影範囲が変わる!
広角と超広角でこんなに撮影範囲が変わる!
各カメラを生かしてより多彩な撮影を楽しめる

 iPhone 11 Proなどのトリプルカメラモデルは、広角・超広角に「望遠」(35mm判換算で52mm相当)を加えた3つのカメラで構成されている。