スマホは、パソコンと連携することでもっと便利になるんです。今回は、連絡ツールとして定着したメッセージアプリの「LINE」をパソコンから操る連携ワザを紹介します。SNSの「Facebook」のメッセンジャー機能も紹介。

 連絡ツールとして定着したスマートフォン(以下、スマホ)のメッセージアプリ。特に、「LINE」は今や老若男女が利用している定番アプリだ。このほか、大手SNSの「Facebook」を利用して連絡を取っている人もいるだろう。これらのツールをパソコンで使うワザを紹介する。パソコンならキーボード入力で長文のメッセージも楽に送付できるようになる。

家族や友人との連絡に欠かせない「LINE」。スマホで使うアプリという印象を持っているかもしれないが、実はパソコンでも利用できる。相手に長文のメッセージを送りたいときなどは、キーボードが使えるパソコンを活用したほうが圧倒的に楽だ
家族や友人との連絡に欠かせない「LINE」。スマホで使うアプリという印象を持っているかもしれないが、実はパソコンでも利用できる。相手に長文のメッセージを送りたいときなどは、キーボードが使えるパソコンを活用したほうが圧倒的に楽だ

 Facebookはまだしも、LINEというとスマホ向けというイメージが強い。だが、実はパソコン用のアプリも用意されている。このアプリを普段使っているパソコンに導入すれば、LINEの使い勝手は格段に向上する。特に、スマホの文字入力が苦手という人には朗報。使い慣れたキーボードで、相手へのメッセージを入力すればよいからだ。

●「LINE」をパソコンから使えるようにする
●「LINE」をパソコンから使えるようにする
メッセージアプリの大定番「LINE」。読者の多くも、電話やメールの代わりに愛用していることだろう。そんなLINEの使い勝手を向上させるのが、パソコンとの連携ワザだ

パソコンでLINEにログイン

 では、パソコンからLINEを使えるように環境を整えていこう。通常、LINEは登録したスマホだけでしか使えない。このため、パソコンから使えるように他端末での利用を許可する必要がある。実際の手順は以下の通り。

●パソコンからのログインを許可する
●パソコンからのログインを許可する
まずはスマホのLINEアプリで「設定」の「アカウント」を開き(1、2、3)、他端末からの「ログイン許可」にチェックを入れる(4)

 LINEアプリのホーム画面からアカウント設定を開き、「ログイン許可」にチェックを入れる。ほかの端末からLINEが使えると、安全上の不安も出てくるだろう。ただし、この点はパスワードを使い回さないなど、管理方法を徹底していればまず大丈夫だ。

 次はパソコンでの作業。最初にLINEアプリを導入する。あとはインストールしたアプリを起動し、LINEにログインするのみ。

●パソコンにLINEアプリを導入する
●パソコンにLINEアプリを導入する
続いてパソコンにLINEアプリを導入。WebブラウザーでLINEの公式サイトを開き、インストーラーをダウンロードする
●Microsoft Storeから入手
●Microsoft Storeから入手
インストーラーを実行すると、上画面が開く。改めて「入手」を実行し、Microsoft Store経由でLINEを導入

 ログイン方法は3通りある。LINEのセットアップ時に登録した電話番号とパスワードを使う方法と、アカウント設定で登録できるメールアドレスを使う方法、そしてQRコードを使う方法だ。

●パソコンのログイン方法は3通り
●パソコンのログイン方法は3通り
あとはアプリを起動してログインする。方法はメールアドレス(1)か電話番号(2)、QRコード(3)の3通り

 簡単なのは、最後のQRコード。ほかのログイン方法は、アカウントやパスワードの入力を求められるが、QRコードならそのコードをスマホで読み取るだけで済む。

 「QRコードログイン」に切り替えると、QRコードがパソコンのLINEアプリ上に表示される。続いてスマホ側でLINEアプリを起動する。「QRコード」による友だち追加機能を利用してパソコン画面上のコードを読み取ると、LINEへのログインが完了する。

●QRコードなら読み取るだけでログイン
●QRコードなら読み取るだけでログイン
QRコードを使うには「QRコードログイン」に切り替え、コードを表示(1)。スマホのLINEでホームの「友だち追加」を開き、「QRコード」を実行(2)、スマホのLINEアプリで読み取る(3)