成長ホルモンの分泌を上げることで脂肪が分解される
ポイントは、成長ホルモンだ。成長ホルモンは、細胞の修復作用がよく知られており、「アンチエイジングホルモン」ともいわれる。「成長ホルモンには、体内に蓄積された脂肪を分解する働きがあります。しかし、睡眠時間が短かったり、眠りが浅かったりすると、成長ホルモンの分泌量が落ちる。すると、脂肪が体にどんどん蓄積します。これが睡眠とダイエットが関係する理由です」と左藤さんは語る。
だから、3・3・7睡眠法でも最も大切なのが、最初の「3」、つまり成長ホルモンが出る寝はじめ3時間をまとめて寝るということだ。実際、眠り方を変えるだけで、1年で10kgも体重を落とした人が何人もいるという。
ちなみに、この睡眠法を心がけると、「食欲をコントロールできるようになった」という人が多いという。「海外の研究でも正しい睡眠をとると、正常な食欲になることがわかっています」(左藤さん)。こういう点でもダイエットに役立つ、というわけだ。
最初は半信半疑でした。でも、小さいころから鼻づまりだったんですね。空気清浄機でぐっすり眠れるようになりました。すると、85kgあった体重が半年で17kgも落ちたのです。尿酸値、血圧、血糖値が正常になって、薬も不要に。現在も、70kgくらいでキープしています。