何歳からでも、体にいいことを始めれば、筋肉も肌も腸も、努力に応えてくれます。雑誌『日経ヘルス』が、女性が悩む「肌・髪」「体」「食べ方」について専門家の話を基に、年代別対策をお伝えします。

【上編】
疲れる、太る、くすむ…女性の健康の曲がり角は何歳?

ジョギングする女性イメージ。年代でそれぞれ肌、体、食べ方への対策が違ってくる
まずは体を動かすことから始めよう。30代、40代、50代ではそれぞれ肌、体、食べ方への対策が違ってくる

曲がり角の大きな症状「疲れやすくなった」

 読者が実感した肌、体、食べ方の曲がり角について、アンケート(※概要はページ末尾)で聞いた。肌・髪については「白髪が増えてきた」が62.7%で1位。体の曲がり角は「疲れやすくなった」が10ポイント以上の差を付けて1位に。食べ方の曲がり角は「同じ量を食べていても太りやすくなった」(47.1%)「冷たい飲み物よりも温かい飲み物を好むようになった」(46.1%)がほぼ同着という結果だった。

読者が感じた肌と髪の曲がり角、上位は「顔」の老化が占める
読者が感じた肌と髪の曲がり角、上位は「顔」の老化が占める
読者が感じた体の曲がり角、1位は疲れやすさ
読者が感じた体の曲がり角、1位は疲れやすさ
読者が感じた食べ方の曲がり角は大きく3つ
読者が感じた食べ方の曲がり角は大きく3つ

 肌、体、食べ方。それぞれに訪れる曲がり角は誰しも避けられないもの。その曲がり角をゆるやかにする手立てを知って、前向きに年を重ねよう。

※アンケート調査概要 2015年4月5日~15日に『日経ヘルス』『日経ウーマンオンライン』の読者を対象にウェブ上でアンケートを実施。回答者は20代7人、30代44人、40代31人、50代17人、60代3人の計102人ですべて女性。いずれも複数回答。回答者の多い順に上から並べた。水色のバーはばらつきを示す標準偏差。