目は、見た目の若さを左右するパーツ。特にクマやたるみ、シワで目の下が暗くなると老けた印象を与えます。まずは「炭酸水コットンパック」でセルフケア!

 老け見えの原因になる目元のクマやシワ、たるみ。このうち血行不良が原因のクマやシワは簡単に改善できる方法がある。それは「炭酸水コットンパック」

 炭酸水に浸したコットンを、10分間目元に貼るだけ。目の下側の青クマがすぐに薄くなり、むくみによるたるみジワが改善。パック後にクリームでしっかり保湿をすれば、乾燥ジワや影ジワの人も目元にハリが戻り、シワが改善する。

 炭酸水コットンパックの詳細を紹介する前に、まずは目元のお悩みの代表的な4つを説明しよう。

目の下の老けサインはこの4つ!

クマ、たるみジワ、乾燥ジワ、影ジワをチェック
加齢につれ、目の下がふくらんだりして影やたるみ、シワができる。目の下が暗くなると疲れた印象になる。

 見た目を老けさせる、目元のお悩みの代表的なものが「クマ」「たるみじわ」「乾燥ジワ」「影ジワ」。この4つの老けサインを区別しよう。

 そして、このうち、炭酸水コットンパックで改善しやすいのは「青クマ」と「むくみによるたるみジワ」乾燥ジワや影ジワの人も、パック後の保湿をしっかり行うことで目元にハリが戻ってシワ改善につながる

■クマ

⇒骨格、加齢、血行不良…原因と症状で4種類に分かれる
 「クマは骨格による目元の凸凹が主な原因。加齢で目の下側の脂肪がふくらむと濃くなる。炎症による色素沈着でクマになることもある」(セオリークリニックの筒井裕介院長)。血行不良で通称「青クマ」が起こることも。

・黒クマ
 眼下脂肪がたるんでできた影。細い棒で目の下のふくらみを押さえたり、顔を天井の明かりに向けたりしたときに薄くなれば黒クマ。

・赤クマ
 たるんだ脂肪に押された眼輪筋が赤く透けて見えるもの。ほおの上部に指を当てて目の下の皮膚を引っ張ると、赤みが増す場合は赤クマ。

・茶クマ
 色素沈着によるもの。顔を天井の明かりに向けて鏡を見てもクマの範囲が変わらない場合は茶クマ。

・青クマ
 ⇒★炭酸水コットンパックで改善しやすい
 血行不良によって目の下が青く見える状態。医学的には「クマ」とは言わない。

■たるみじわ

⇒脂肪やむくみでふくらんでできる。目の下のふくらみとの段差に沿って出るシワ。2種類ある

・脂肪たるみジワ
 「加齢とともに目の下側の脂肪が増え、徐々に押し出されて目の下がふくらんでくる」(筒井院長)。

・むくみたるみジワ
 ⇒★炭酸水コットンパックで改善しやすい
 血行不良によるむくみで目の下がふくらみ、シワができる。

■乾燥ジワ

 ⇒☆パック後に保湿をしっかり行うことで改善につながる

⇒目尻に深く刻まれる
 表情の変化でよく動く目元は皮膚が寄って、シワになりやすい。目尻のシワが目立ち始める時期は、目の下側のシワより年齢が高いと言われる。目元が乾燥していると、シワはより深くなりやすいので、保湿をして防ごう

■影ジワ

 ⇒☆パック後に保湿をしっかり行うことで改善につながる

⇒敏感肌の人に出やすい
「目元は皮膚が薄く、乾燥して敏感になると小さな刺激で炎症を繰り返す。かゆみを感じて触ることでメラニンが生成され、色素沈着とシワが合わさる」(ポーラ化成工業研究所の大畑美穂副主任研究員)。