この時期、くすんで肌トーンが暗くなったり、もともとのシミが濃くなるといった「夏老け」を感じる人は多いのでは。まずはビタミンCによる美白パックで対策することが大切ですが、悩み別にケア方法が変わってきます。今回は、くすみや老人性色素斑や肝斑の集中ケアを見ていきましょう。

前回記事・夏のシミ・くすみ「ビタミンC美白パック」でリセット

くすみや老人性色素斑、肝斑の原因をおさらい

 くすみ、老人性色素斑そして肝斑(かんぱん)が起こる原因を知っておこう。前回紹介したビタミンCによるケア(⇒夏のシミ・くすみ「ビタミンC美白パック」でリセット)に加えて、それぞれの悩みごとの集中ケアを加えるといい。

【くすみ】血行不良や乾燥も影響

 肌色は毛細血管の血流が左右するため、血行不良がくすみの最大の原因。また、角層が乾燥してキメが乱れることでもくすむ。

【老人性色素斑】紫外線が主因

 長年にわたって浴びた紫外線と、肌代謝が遅くなることで、中年以降に現れる。盛り上がったシミは「脂漏性角化症」という腫瘍の一種の可能性が。自己判断をせずクリニックへ。

【肝斑】ホルモンや炎症で起こる

 ほお骨周辺に、左右対称にもやもやと現れることが多い。30代以降で肝斑がない人はいないといわれるほど一般的。ホルモンバランスの乱れや物理的刺激が原因と考えられる。

 次ページからは、お悩みごとにビタミンCを使った集中ケアを紹介!