朝、まぶたが腫れぼったい、パソコン作業で目がしょぼしょぼ……。そんなとき、効果をすぐに実感できるのが、この「顔もみ」。考案したのはくどうちあき脳神経外科クリニックの工藤千秋院長です。1日に何回やってもOK。毎日続けましょう。

・1日のスタートに30秒顔もみ習慣 イライラを解消する
・目の疲れを和らげる顔もみ パソコン作業後にもおすすめ ←今回はココ

3点押しで脳が活性化 基本「30秒顔もみ」

 三叉神経の通り道に当たる目尻、小鼻の横、唇の下の3点を同時にもむ。所要時間は30秒。疲れ目やむくみが改善。脳にも刺激が伝わる。

「顔もみ」は正しい姿勢で!
【1】 猫背はNG! 背すじを伸ばして座る
首と背骨は多くの神経が通る幹線道路。神経を刺激する顔もみは、背すじを伸ばした正しい姿勢で行うことが大事。

【2】あごを引き、胸を開いた姿勢で顔もみスタート!
あごを引いて胸を開くと、背骨の真上に頭がくる正しい姿勢になる。この状態で顔もみを始めよう。

【1】薬指の腹を小鼻の横に当てる
小鼻の横を押すと痛いと感じる場所がある。そこが「天迎香(てんげいこう)」と呼ばれるツボで、三叉神経も通る。そこに薬指の腹を当てる。中指のほうがやりやすい人は、中指でOK。爪が皮膚に食い込まないように注意。

【2】人さし指と中指を眉尻に、小指を唇の下に当てて、つまむ
人さし指と中指を眉尻の下、小指を唇の下、親指をほおの下に当て、顔全体を外側に引っ張るように6秒ほどつまむ。これを5回。小鼻の横に中指を当てた人は、人さし指を目尻に、薬指は中指の下に置いて。

【3】小鼻横の指だけ残し2~3回押す
小鼻横だけを2~3回、イタ気持ちいい程度に押す。目は閉じても開けていてもいい。【2】のつまみ→【3】のツボ押しを1~3回。朝のメイク前や仕事で目が疲れたとき、トイレタイムなどに。