前回、砂糖が天然の保湿剤として効果があることを紹介しました。今回は手持ちのコスメに混ぜるだけで肌がふっくらする砂糖スクラブ洗顔と洗顔料に加えて潤いをアップさせる砂糖泡洗顔の方法をお伝えします。

【砂糖洗顔によるスキンケア】
乾燥ガサガサにさようなら しっとり砂糖洗顔の効果
・砂糖でスクラブ・泡洗顔 肌の保水力を高める時短ケア ←今回はココ

 スキンケアに砂糖の力を生かすには、「しばらく肌の上にのせておくこと。そうすることで肌の保水力が高まります」(アビサル・ジャパン社長の幟立真理さん)。1〜2分おいたら、洗い流そう。

 手持ちのコスメに混ぜて使う場合、すぐには溶けず砂糖の粒が残るが、「肌にのせると、水分と熱ですぐに溶けてきます。早く溶かすために、湿度が高くぬれた状態の肌でケアできるお風呂で行うのがお薦め」(幟立さん)。粒が残っている状態でそっとなでるようにすると、スクラブ効果も。ただしこするのは厳禁だ。

まずは砂糖洗顔4カ条を頭に入れておこう

1. 使うのは上白糖だけ
必ず上白糖を使って。ミネラルなどを含む黒砂糖や三温糖、粒の粗いグラニュー糖は、刺激になることがあるので不向き。粉糖も別の成分を含むことがあるので避けたい。厚生労働省が薬の原料として認めているのも白糖のみ。

2. 絶対にこすらない
乳液などに砂糖を混ぜると最初は砂糖の粒のじゃりじゃり感がある。それを顔に塗ってこすると肌を傷つけてしまうことが。あくまでそっとなでるようにするか、手のひらで砂糖を溶かしてから使おう。水分と熱ですぐに溶ける。

3. 3分以上置かない
1〜3分ほど塗布すれば角層に十分浸透するので、それ以上置いてもあまり意味はない。砂糖は肌への刺激の少ない物質だが、必要以上に長く肌にのせることは避けて。

4. 必ず洗い流す
砂糖スキンケアは必ず洗い流すことが前提。肌に残ったままだとベタつくし、乾くと固まってカピカピになる。また、そこに紫外線が当たればシミの原因となることも。

※肌が弱い人は、実施前にパッチテストを行ってください。砂糖水を腕の内側につけてばんそうこうで覆って24時間おき、赤みやかぶれなどの異常が起きないか確認してください。