年齢を重ね、顔の筋肉が衰えてくると顔の下半分がたるんでくるのをご存じですか? 前回は、顔の見た目年齢を左右する顔下半分の長さを小さくする方法、「えくぼゆらし」をご紹介しました。今回は「えくぼゆらし」でほぐした顔の筋肉をエクササイズで鍛える方法をお伝えします。

前回記事・ほうれい線対策 1日2分のえくぼゆらしで顔筋をほぐす

ほぐした後に顔筋トレで効果も高まる

 顔の筋肉をほぐすためには、ほおを引き上げる筋トレを。「フルスマイル(思い切りほおを上げて歯を見せた笑顔)を10秒キープしてください。最初はこれだけで顔が痛くなる人も多いですね」(歯科医でデンタル美顔プロデューサーの是枝伸子さん)。

 顔の筋トレは、「笑ったり話したりするときに、筋肉を意識して大きめに動かすようにするだけでも効果があります」と是枝さんはアドバイスする。

 さて、前回紹介した「えくぼゆらし」で顔の筋肉をほぐしたら、エクササイズで鍛えよう。いつどれを行ってもいい。「えくぼゆらし」の後に下記で紹介する「フルスマイル」をセットで行えば、効果が高まる。

【いつでもどこでも10秒】
ほおが上がる! フルスマイル10秒キープ

 思いきりほおを引き上げることで、顔の筋肉が鍛えられる。続けると、ほおの位置が高くなり、たるみが改善する。

鍛えるのはこの筋肉
顔の表情筋を全体的に鍛える。特に、見た目に大きく影響する大頬骨筋や小頬骨筋、口角挙筋などにアプローチ。

歯が8本見えるように思いきりほおを上げる
 思いきりほおを引き上げ、10秒キープ。上の歯が8本見えるように。思い切りほおを上げているつもりでも、意外と上がっていないことが多いので、最初は鏡を見て確かめながら行おう。1日2回以上。

×目をつむるのはNG
 目や額に力を入れて、顔を縮めるようにするのはNG。シワのもとにもなりかねないので注意を。

×口に力を入れるのはNG
 歯を食いしばったり口に力を入れたりするのはNG。必要なところが鍛えられない。